木の上に立って見る
「親」という漢字は「木」の上に「立」って、「見」るという親の姿から作られた漢字だという。
今日は日曜日。当然ながら仕事のない休みなので、息子の野球の練習へ。
この時期、監督と3年生選手と親は進路の話が多くなる。今日は先週数名とその親が進路先の高校の練習試合を見学しに行くことになっていたらしい。いつもは10時頃、またそれ以降に顔を出す監督とチーム上層部(笑)が8時過ぎに来ていた。ということで(あくまでも普段の選手たちの)練習前の選手たちの様子を監視(笑)されてました…。うちの息子は真面目です。あまりズルくもありません。むしろバカ正直で面白みもない(笑)練習前5キロ走でちょっと疲れたのか、ベンチでボーっとしていたらしい。それがたまたま偶然にその時だけをみていただけで全員集合で強くご指摘。
3学年全選手とその親たちがいる前で、何度も名前(名字でした)を出しての指摘。そんな奴はいらん、強制退部じゃまで言われる始末…。おれは正直言ってやりたかった。
普段の何をみてそう言ってるんじゃって。ずるい奴らはいっぱいいるし。練習前も練習後も、ボール数えなんかもしないでそそくさと帰る奴もいる。おいおい、それはないんじゃないかって。
例年のチームのやり方で、1年あまく、中だるみの2年で徹底的にプレッシャーをかけ追い込む、3年生は仕上げ(成績次第でもあるが、また選手間差が多く対応にも差が大きい)。2年生は3月の全国大会の宿泊からツラい日々の始まり…で現在に至る。体が大きくならないこと、食べれないことが指摘の大きな1つ。これはチームのやり方の中で重視されることの1つ。それに応えられていない子供、両親はチームの方針に従えていない者のレッテルが皆の前で貼られてしまう。ツラい…。
強制で辞めさせられるようなことはした覚えはないし、そんな言葉を例えやり方だったとしても口にされたくないな〜と思う。ただ、それが外野球のやり方なんでしょうね。全国的に野球が下火になるのがわかる気がする…一種独特な世界でもある。
まっ、息子もボーっとしているところがあるのは知っている。
言われても完全に言い返せないのも確かだ…。悔しいけれど、野球で取り返してもらいたい。
指導者を黙らせるくらいに努力して、活躍してほしい。
それを木の上に立って見守りたいと思う。そう感じた1日だった。